6月17日の定期総会の終了を以て3年間の任期を満了し四国会会長を退任したため、一言退任のご挨拶を申し上げます。
四国会会長に就任すると自動的に本部理事になりますが、私の場合には本部の森会長から電話で地域会担当常務理事に就任してほしいとの要請を受け、常務理事に就任することになりました。本部の正副会長と常務理事が執行部ということで会務を執行する立場になりますが、最初の大仕事が税理士法改正問題への対応でした。これは主として在京の役員が活動してくれましたが、地方の役員も役割を分担して可能な限り国会議員の先生方と接触を重ねていき、税理士会側が主張する「能力担保措置」など公認会計士には必要なく、実務補習の中で十分な税務能力を身につけることができることを立証して、最終的には我々が主張していたとおりの着地点に落ち着くことになりました。
その次には、学校法人が認定こども園に移行すると幼稚園監査がなくなるのではないかという問題への対応に追われましたが、自民党・公明党の議連の先生方の御理解・御支援もあり、公定価格の中に外部監査費用を入れてもらうことに成功したため、被監査法人数が増大している状況にありますし、一定規模以上の医療法人や社会福祉法人にも会計監査人が導入されるなど、公認会計士に対する社会の期待の増大を肌で感じた3年間でした。