jicpa 信頼の力を未来へ 日本公認会計士協会四国会

会長ご挨拶

第58回定期総会ご挨拶

日本公認会計士協会四国会 会長 久保誉一
写真:日本公認会計士協会四国会会長(本部理事)久保誉一

 盛夏の候 皆様ご健勝でお過ごしのこととお慶び申し上げます。

 

 昨年度は年間通じて制限のない活動を行うことができました。人流も一気に増え、大勢の人たちが同じ場所に集まり、お互いの表情を目の前で感じながらコミュニケーションすることの大切さ、楽しさを改めて感じたのではないでしょうか。私たち四国会執行部も、この一年は、コロナ禍でのマインドをチェンジして、会員の皆様が再び集まる機会を創出するとともに、四国のステークホルダーの方々への積極的なコミュニケーションに努めました。

 地域会の主な活動は、地域のステークホルダーの皆様との連携、会員への有益な情報提供と交流の機会の創出、将来の人材の確保のための活動です。

 地域のステークホルダーの方との連携につきましては、四国財務局による香川大学での寄附講義への参加、女性会計士活躍推進委員会による池田香川県知事様との懇談会等を行うことができました。

 会員の皆様への情報提供と交流の機会の創出につきましては、公認会計士監査審査会の松井会長による有意義な研修も開催でき、また会員の方のニーズに応えるべく弁護士の小山様を講師として「地方における事業承継」をテーマとした研修も開催しました。今後も会員のニーズにお応えできる研修の開催に努めてまいります。また、会員同士の交流の機会については、物価高騰により会食代も高くなっていますが、多くの会員が再び集まるための大事なタイミングと考え、四国会からの補助もしっかり行う方針としました。コロナ前に比べて懇親会への参加人数は増えており、さらに若い会員の方の参加が増えて、大変好ましいと思っています。

 将来の人材確保のための活動につきましては、コロナ禍では開催を控えていたハロー!会計を3年ぶりに開催し、多くの小学生が参加していただきました。また、各県部会長、会員の皆様のご尽力により、引き続き公認会計士制度説明会に積極的に取り組みました。昨年と同じく四国4県で13か所の学校又は団体を訪問し、これらの制度説明会に参加していただいた学生の人数は合計861名(昨年は745名)となっています。数年後にこの中から私たちの仲間が出てきてくれることを期待しています。これらの活動を組織的かつ若い会員の参画でより効果のあるものとすべく、愛媛県と香川県で制度説明会の委員会を立ち上げ、若手会員・準会員を中心に43名が委員となり、各自の母校へのアプローチを行っています。

 以上がこの1年の振り返りでありますが、新年度も会員の皆様への有意義な情報提供と、ステークホルダーの方々との連携もより一層緊密にさせていただければと思っています。
 そして今年は四国会にとって一番大事な西日本連合総会徳島大会が10月18日に徳島県で開催されます。徳島県部会の皆様が一所懸命に準備に取り組んでいただいています。是非とも会員の皆様にはご参加をお願いいたします。
 最後に、引き続き会務への積極的なご参加と、ご協力をお願いいたしまして、私の挨拶とさせていただきます。