jicpa 信頼の力を未来へ 日本公認会計士協会四国会

会長ご挨拶

新年のご挨拶

日本公認会計士協会四国会 会長 久保誉一
写真:日本公認会計士協会四国会会長(本部理事)久保誉一

 新年おめでとうございます。

 皆様方におかれましては、新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中も、皆様方のご理解とご協力の下で、会務を無事に過ごせましたことを、まずは御礼申し上げます。

 昨年は西日本連合総会徳島大会を開催しました。徳島県部会の実行委員会の皆様、事務局の皆様には多大なるご尽力を頂きまして、改めて御礼申し上げます。参加していただいた他地域会や本部の方からも「大変すばらしい、楽しい大会でしたね」と嬉しいお言葉をいただきました。「地域における人財育成とその未来」を大会テーマに掲げて、西日本の地域会会員からは公認会計士の業務を通じた人財育成に関する意見発表、神山まるごと高専の松坂様からは高専設立時のご苦労や人財育成に対する感動的なご講演をいただきました。懇親会では、地ビールと郷土料理を頂くとともに、最後に参加者200名超による阿波踊りという大盛況となりました。後藤田徳島県知事、大島四国財務局長、遠藤徳島市長、阿部徳島商工会議所会頭など来賓の方との交流も図ることができ、大変有意義な大会となりました。四国会からも95名の会員が参加いただき、会員同士の親睦を深めていただけたのではと思っています。その他の当事業年度の通常行事についても計画通りに実施し、香川県と愛媛県部会で立ち上げた会計教育・制度説明を担う委員会では、若手会員が中心となり活発に学校訪問やハロー会計の開催を行っています。 

 さて、現在、資本市場を取り巻く環境は、大きく変化しています。当期から四半期報告書が四半期決算短信に一本化されました。四半期報告制度は2008年から16年にわたり実施されてきたものであり、このたびの改正は、我が国の資本市場における企業情報開示に大きな変化をもたらすものです。また、サステナビリティ情報の開示・保証に関する議論も進展しています。2023年に最終化した国際基準を踏まえ、日本におけるサステナビリティ開示基準の開発が進んでいます。当該情報に対する保証の在り方についても、金融審議会のもとで始まりました。協会としても、公認会計士が培ってきた知見や能力を活かし、公共の利益に貢献する立場から積極的にこれらの仕組み作りや運用に取り組み、資本市場の信頼性確保にさらに尽力しているところです。
 

 四国会としても、協会の経営方針の下、会員の皆様への迅速な情報提供と有意義な情報交換の機会を増やしていきます。また、地域のステークホルダーの皆様への適切な情報発信と信頼関係の構築にも引き続き努めていきます。さらに、高校、大学への職業紹介やハロー会計では、若手の会員、準会員の人たちにも参画していただき、組織的かつ質を高めることで、多くの人たちが公認会計士を目指してもらえるように取り組んでまいります。 会員の皆様には、引き続き四国会会務へのご理解とご協力、ご参加をお願いしますとともに、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 本年も皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。