6月20日に開催されました第57回四国会定期総会も無事に終わりました。米田四国財務局長様、池田香川県知事様、大西高松市長様はじめ来賓の方々には、ご多忙のなかご臨席いただきましたこと、まことにありがとうございます。
また、協会本部からは茂木会長にお越しいただき、本部会務報告で、私たちを取り巻く環境と協会としての取組についてお話しいただき、さらに会員の声を聴く会では会員との様々な意見交換ができました。
昨年までコロナウィルスへの対応により、ハイブリッドでの定期総会の開催でしたが、コロナウィルスの取扱いが5類へ移行したことから今年は会場のみでの開催としました。コロナ前の状況へようやく戻ったことは、大変、喜ばしいことと思っています。とはいえ、コロナの感染が落ち着いたのは、今年3月くらいからであり、それまでは手探りの中で会務を行って参りました。四国会の役員の皆様、四国会事務局の方々には、改めて感謝を申し上げます。
昨年の定期総会での私の挨拶で、「まずはコロナ前の活動に少しでも復活させていきたい」とお伝えし、その機会を伺いながら会務を行いました。地域会の主な活動は、地域のステークホルダの皆様との連携、会員への有益な情報提供と交流の機会の創出、将来の人材の確保のための活動があげられ、そのいずれもが多くの人との接触を前提とするものです。
1つ目の地域のステークホルダの方との連携につきましては、四国財務局による香川大学での寄附講義への参加、女性会計士活躍推進委員会による四国財務局長様及び日銀高松支店長様との意見交換等を行うことができました。
2つ目の会員の皆様への情報提供と交流の機会の創出につきましては、研修に関してはリモート中心の開催となりましたが、倫理規則の改正や、非財務情報開示、東京プロマーケットに係るトピックなテーマのほか、中国会との共催で開催している公認会計士監査審査会の松井会長を講師とする有意義な研修も予定通り開催できました。会員同士の交流の機会については、今年になってようやく各県部会で開催できるようになりました。コロナ前に比べて懇親会への参加人数は増えていると思いますし、若い会員の方の参加も増えており、好ましいことと思っています。
3つ目の将来の人材確保のための活動につきましては、各県部会長、会員の皆様のご尽力により、公認会計士制度説明会(職業紹介)を再開し、積極的にその訪問を増やしました。四国4県で13か所の学校又は団体を訪問しました。制度説明会に参加していただいた学生の人数は合計745名となっており、数年後にこの中から私たちの仲間が出てきてくれることを期待しています。
最後になりますが、新年度は通常通りの会務が行えるものと期待しております。監査のより一層の品質向上、監査の領域の拡大等、私たち公認会計士への社会からの期待は、ますます高まっていくものと思います。会員の皆様への有意義な情報提供を行うとともに、ステークホルダの方々との連携もより一層緊密にさせていただければと思っています。会員の皆様には、引き続き会務への積極的なご参加と、ご協力をお願いいたしまして、私の挨拶とさせていただきます。